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訪問診療について

地域を守る在宅医療の最前線②医師の一日

本記事は、全5回シリーズ「地域を守る在宅医療の最前線」の第2弾です。
今回は、当院の医師がどのように一日を過ごしているのか、その流れをご紹介します。

午前:ご自宅への訪問診療スタート

朝9時、医師と看護師で診療に出発します。この日、午前中の訪問は4件。訪問診療は診察室ではなく患者様の生活の場で行われるため、医師は病状だけでなく生活環境やご家族のサポート体制まで含めて診る必要があります。これが、病院外来とは大きく異なる在宅医療の特徴です。

昼休憩:製薬会社による勉強会に参加

午前の診察が終わると、一度クリニックに戻り、昼食を取りながらスタッフと情報交換を行います。この日は製薬会社の方にお越しいただき、整形外科の勉強会を行いました。訪問診療では多様な疾患に対応するため、こうした情報アップデートの機会は非常に重要です。日々の臨床に直結する知識を共有することで、チーム全体の診療の質を高めています。

午後:複数の患者様を連続で診療

13:30頃、午後の診察に出発します。この日の予定は5件。
診察はもちろん、ご家族との話し合いも大切な時間です。治療方針や今後のケアについて確認しながら、その方らしい生活を支えられるよう努めます。医師一人で進めるのではなく、看護師・リハビリスタッフ・事務といった多職種が随時連携しながら動いている点が特徴です。

急変対応:連携の力を発揮

時には臨時往診が発生することも。体調急変の連絡を受ければ、応急処置や必要な検査を行います。同時に、専門診療科の医師に相談したり、場合によっては病院搬送の手配を進めたりと、チーム全体が役割分担をしながら動きます。この「同時進行の動き」があるからこそ、在宅でも安心して診療を受けられる体制が保たれています。

夕方:診療終了後の振り返り

17時を過ぎる頃、当日の訪問が終了。クリニックに戻ってカルテを整理し、看護師や事務とその日の診療を振り返ります。「小さな気づきを翌日の訪問に活かす」ことを繰り返しながら、日々の診療の質を高めています。

まとめ:暮らしに寄り添う医師の一日

このように、訪問診療の一日は外来や病棟勤務とは違い、患者様の生活に密着しています。地域の医療・介護関係者とのつながりや、院内スタッフとの連携があるからこそ、スムーズで安心できる在宅医療が成り立っています。

横浜ホームクリニックでは、こうした在宅医療に関わりたい医師を募集しています。ご関心のある方は、ぜひお気軽に見学や面談にお越しください。

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