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訪問診療について

訪問診療の条件とは?申し込む流れも紹介

「訪問診療の条件を知り、利用できるサービスを申し込みたい…」

このようにお思いの方もいると思います。今回は、医師の訪問による診療を検討している方向けに、訪問診療の条件をご紹介します。サービスを受けるための流れにも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

訪問診療を受ける条件とは?

訪問診療とは、通院が困難な患者が、医師の訪問によって自宅で受診する保険診療のサービスです。通院が困難な状況には、いくつかパターンがあります。

  • 筋力低下や杖歩行、車いすなどの理由により、医療機関への通院が難しい方
  • 認知症などの疾患で、通院が難しい方
  • 高血圧、糖尿病、慢性腎不全、慢性心不全などの内科疾患で継続的な治療が必要な方
  • 在宅酸素、カテーテル、CPAPなどの医療機器を使用している方
  • 住み慣れたご自宅での緩和ケアを希望される方
  • 訪問診療の範囲

    訪問診療で受けられる診療範囲は、多岐にわたります。参考までに、当クリニックを例に訪問診療の範囲をまとめてみました。

    <訪問診療に対応の疾患>

    • 内科:高血圧、糖尿病、脂質異常症、甲状腺機能異常症 など
    • 精神:認知症、認知症に伴う易怒性・徘徊 など
    • 神経:脳梗塞後遺症、脳血管障害、脳腫瘍 など
    • 消化器:胃がん、大腸がん、消化器潰瘍、便秘症 など
    • 泌尿器:前立腺がん、前立腺肥大、夜間頻尿、腎細胞がん、膀胱がん など
    • 眼:白内障、緑内障 など
    • 循環器:ペースメーカー留置、慢性心不全、不整脈 など
    • 呼吸器:肺がん、肺気腫、COPD、気管支喘息 など
    • 運動器:圧迫骨折、骨粗鬆症、関節リウマチ など
    • 造血器:白血病、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫 など
    • 皮膚:褥瘡(床ずれ)、湿疹、掻痒症 など

    また以下の医療処置が受けられます。

    <医療処置>

    • 中心静脈栄養
    • 経鼻経管栄養(胃ろうなど)
    • 在宅酸素療法
    • 人工呼吸法
    • 皮膚トラブル、褥瘡などの創傷処置
    • 点滴
    • 各種カテーテルの交換
    • 輸血
    • 腹腔穿刺、胸腔穿刺
    • 各種注射(インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、プラリアなど)

    ほかにも、以下の検査が可能です。

    <検査>

    • 血液検査等の各種検体検査
    • 心電図検査
    • 超音波検査

    訪問診療の頻度と費用

    訪問診療は、月2回の頻度が一般的です。費用については、医療保険の区分によって負担額が変わります。自己負担する医療費の割合や、診察を受ける疾患の状態によっても金額が変動します。

    例えば最も一般的な月2回の場合、以下のように月あたりの医療費負担額が変わります。

    <月2回訪問の負担額例>

    • 1割負担の場合:6,000円~
    • 2割負担の場合:12,000円~
    • 3割負担の場合:18,000円~

    医療費は、訪問診察料のほか、医学総合管理料(在宅時/施設入居時)が基本となります。実際の負担額は診察科目によって変わりますので、金額の詳細を知りたい方は当クリニックまでお問い合わせください。なお、保険適用の条件については、以下の記事もあわせてご確認ください。

    訪問診療の料金について 目安と仕組み

    訪問診療を受ける流れ

    費用の概要を押さえたところで、実際にサービスを開始するまでについて知りたい方のために、訪問診療を受ける流れをご紹介します。

    利用可能か相談する

    まずは、訪問診療の条件と利用可否について医療機関に問い合わせます。このとき、お住まいの地域が対応範囲かについても確認してください。希望するサービス内容や費用について相談することも大切です。

    神奈川県横浜市を中心に訪問診療を提供する当クリニックでは、お電話とコンタクトフォーム(メール)にてお問い合わせが可能です。

    訪問診療利用を申し込む

    訪問診療に必要な費用と受けられるサービスを確認の上、訪問診療の利用を申し込みます。当院の場合、医師がご自宅に訪問し、患者さまを診察させていただいた上で、訪問診療の流れや今後の診療方針、費用についてご説明・ご提案させていただいています。これらについてご検討・ご納得いただいた上で訪問診療の利用を申し込んでいただきます。

    訪問診療やその条件などに関するよくある質問

    訪問診療やその条件について見てきましたが、実際に検討する際には疑問や質問が出てくるものです。そこで、よく聞かれる質問をご紹介します。

    質問1.訪問診療は月2回受けなければいけませんか?

    いいえ、訪問診療は2回受診するケースが一般的ですが、義務ではございません。医師との相談の上で訪問頻度を決める形になります。当院では、病状の変化やご家庭の事情などにより、途中で増やしたり減らしたりすることも可能です。

    質問2. 在宅医療と訪問診療の違いは何ですか?

    どちらも自宅で診察を受けることを指しますが、厳密には在宅医療のなかに訪問診療が含まれます。ちなみに、急遽、医師に訪問を要請して来てもらう「往診」も、在宅医療に分類されます。

    質問3. 訪問診療日以外に来てもらうにはどうすればよいですか?

    訪問診療の日程以外に訪問してもらうには、クリニックに連絡をしてください。訪問診療を行っているクリニックは、通常、24時間365日連絡がつながる体制を取っています。もちろん、当院も24時間365日ご連絡を受け付けており、必要に応じて夜間・休日でも往診させていただきます。

    まとめ

    今回は、訪問診療の条件と受診の範囲、また診察をスタートするまでの流れについて解説しました。筋力低下や杖歩行などさまざまな理由で通院が難しい場合、自宅にいながら医療サービスを受けられる訪問診療はおすすめの方法です。訪問診療をご検討の方は、ぜひお近くにある訪問診療対応の医療機関に問い合わせてみてください。

    なお、神奈川県横浜市を中心に訪問診療を提供する当院では、お電話とコンタクトフォーム(メール)にてお問い合わせいただけます。ぜひご検討ください。

    ・お電話:045-550-7225 ※平日8:30~18:00
    ・コンタクトフォーム(メール):コンタクトフォーム ※24時間受付中

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