大学病院の内科専門医が、患者さまとご家族の生活を支えます

お電話
メール
訪問診療について

訪問診療と外来通院は併用できる?注意点は?

高齢化が進む中、通院が体力的に難しくなってきた方や、症状に応じてより柔軟な医療体制を望む方にとって、「訪問診療と通院の併用」は非常に現実的な選択肢です。この記事では、訪問診療と外来通院を併用する際の注意点や、実際に併用する流れについて詳しく解説します。

訪問診療と外来通院は併用できる?

そもそも、訪問診療とは?

訪問診療とは、通院が困難な方のために医師が計画的にご自宅や施設へ伺い、診療や処方、必要な医療処置を行うサービスです。急に体調が悪くなったときに呼ぶ「往診」とは異なり、定期的に継続して行われるのが特徴です。また、「訪問看護」は医師の指示に基づいて看護師が訪問する看護サービスであり、医師による診療とは区別されます。

通院と訪問診療の併用は可能!

通院と訪問診療の併用は可能です。患者様の病状やご希望、現在の通院状況、訪問診療で提供できる医療内容などを医師が総合的に判断し、適切な医療体制を組んでいく必要があります。たとえば当院では、

  • 半年に一度大病院の外来に通院しながら、日常の診療は訪問診療を利用
  • 化学療法のため不定期で総合病院に入院するが、日常の管理や診療は訪問診療を利用
  • 透析のクリニックに週3回通院しながら、呼吸器疾患、皮膚科疾患は訪問診療を利用

といった併用事例もあります。

訪問診療と外来通院の違い

訪問診療でできること

当院で行っている主な内容は以下のとおりです。

  • 医師による定期的な診察
  • 投薬や点滴、褥瘡処置、導尿などの医療行為
  • 血液検査・尿検査などの基本的な検査
  • 在宅酸素療法や在宅自己注射指導管理料などの各種指導・管理
  • ターミナルケア
  • 処方箋の発行、薬剤師との連携 など

訪問診療でできないこと

  • MRIやCTなどの精密検査
  • 手術や高度な処置
  • 一部の専門的な外来治療

上記のような場合、病院や専門外来への通院が必要です。当院で対処可能な処置・疾患については、下記のページもご参照ください。

対処可能な処置・疾患

訪問診療と外来通院を併用するための流れ

横浜ホームクリニックでは、訪問診療を希望される方に対して以下のような流れで対応しています。

1. お問い合わせ・ご相談

通院と訪問診療の併用が可能かどうかといったご相談含め、お電話またはWebサイトのお問合せフォームからお気軽にご連絡ください。

2. ご説明・お申込み

医師・看護師がご自宅にお伺いし、訪問診療の内容や費用についてご説明いたします。併せて、通院との併用可否の確認も行います。

3. 診療方針・スケジュールの設定

患者様の病状やご家族のご都合を踏まえ、診療方針・診察スケジュールを設定します。

4. 訪問診療開始

設定した診療計画に沿って、訪問診療を行います。

詳細につきましては、下記のページもご参照ください。

診療開始までの流れ

まとめ

訪問診療と通院の併用は、患者様の体調やライフスタイルに合わせて柔軟に医療を受けられる非常に有効な選択肢です。実際に併用されている方も多く、必要な医療を無理なく受けるための手段として今後ますます広がっていくでしょう。横浜ホームクリニックでは、患者様一人ひとりの状況に応じた医療提供を行っています。「訪問診療を受けてみたい」「通院との併用を相談したい」など、まずはお気軽にお問い合わせください

お問合せ

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事

PAGE TOP