「訪問診療に興味があるけど、利用できるのかわからない……」と悩んでいませんか?
本記事では、訪問診療を受けられる対象者について解説します。
訪問診療でできることやメリット、デメリットについてもお伝えするので「訪問診療でどんなことができるの?」「問い合わせをする前にメリット、デメリットも知りたい!」という方はぜひ参考にしてみてください。
訪問診療の対象者
訪問診療の対象者は、基本的に「通院が困難な人」とされています。
とはいえ「症状などに条件はあるの?」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例えば、以下のような方が訪問診療を受けられます。
- 医療機関への通院が困難な方
- 在宅での療養を希望される方
- 認知症や筋力低下の見られる方
- 末期がんなどに対して緩和医療を希望される方
- 内科疾患で継続的な治療が必要な方
- 胃ろうや尿道カテーテル、在宅酸素、CPAPなどの医療機器をご使用の方
上記はあくまで一例です。訪問診療の対象かどうかは主治医の判断によりますので、上記に当てはまらない方でも、まずは一度ご相談してみてください。
訪問診療でできること
訪問診療では、基本的に以下のようなことができます。
- 通常診療(問診や触診など)
- 検査(血液検査や検尿など)
- 栄養管理
- 点滴
- ワクチン
- カテーテルの交換
- 薬の処方
クリニックによって対応可能な科目の範囲が異なるため、訪問診療を申し込む前に医師へ質問しておきましょう。
横浜ホームクリニックで可能な処置については、こちらの記事に記載しています。
訪問診療のメリット
訪問診療のメリットは、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 通院の負担を減らせる
- 自宅で安心して療養できる
- 24時間365日の対応
それぞれのメリットについて解説します。
メリット① 通院の負担を減らせる
病気や障害を持っている方にとって、定期的な通院は大変です。
訪問診療を利用することで、通院の移動や待ち時間に伴う身体的な負担を減らせます。
なお、通院とほぼセットで生じるのが「お薬の受取り」です。
通常であれば、患者様またはご家族に薬局までお薬を受け取りに行っていただく必要がありますが、薬局の中には、訪問診療と同様にお薬をご自宅まで持って来てくれる「訪問薬剤管理指導」というサービスを行っているところもあります。
このように、訪問診療やその他のサービスを活用することで、ご本人の身体的な負担はもちろん、サポートする家族の時間の負担も減らすことができます。
メリット② 自宅で安心して療養できる
通院の場合、病院のルールに沿って行動が制限されがちなので、自分らしく生活することは難しいです。
自宅での療養であれば、住み慣れた場所で生活できるため、ストレスがかかりにくいでしょう。
厚生労働省による令和4年度の「人生の最終段階における医療・ケアに関する意識調査」では、国民の43.8%が自宅で最期を迎えたいと回答しています。
「穏やかに自分らしい時間を楽しみたい」という方には大きなメリットです。
メリット③ 24時間365日の対応
「急に状態が悪くなったときはどうしよう……」と心配に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
訪問診療では、定期的な訪問のほか、24時間365日体制で対応しています。
緊急性が高い場合には往診も可能です。
重症で病院での治療が必要と判断した場合は、連携医療機関の紹介・救急車の指示もできるため、緊急時も安心できるでしょう。
訪問診療のデメリット
ここまで、訪問診療のメリットをお伝えしてきましたが、デメリットもあります。
訪問診療は自宅での療養なので、通院と比べると検査や治療にどうしても制限がかかります。
緊急と判断された場合は、クリニックが連携している医療機関を紹介されることもあるでしょう。
また、通院の移動や待ち時間などの負担を減らせる一方で、自宅診療による家族への負担は少なからずかかります。
家族の負担が大きすぎると訪問診療を継続するのは困難です。
家族が抱える不安や困りごとにしっかり向き合ってくれるクリニックを選びましょう。
また、訪問診療は介護保険が適用される訪問介護や訪問看護との併用も可能です。
介護保険を利用して、サポートする家族も休息の時間を取りましょう。
横浜ホームクリニックでは、介護保険の各種サービスを紹介できます。
横浜市にお住まいの方は横浜ホームクリニックへご相談ください
訪問診療の対象者は、基本的に「通院が困難な人」とされています。
「自分は対象者なのかわからない」と悩んでいる方は、かかりつけ医や訪問診療を行なっている近くのクリニックに相談しましょう。
横浜ホームクリニックは、内科専門医が常駐する訪問診療専門のクリニックです。
横浜市にお住まいの方は、ぜひ当院までお問い合わせください。
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